脂質異常症・高血圧症といった生活習慣病では、早期発見・早期介入が重要であり、健診や特定健康診査(メタボ検診)等で積極的なスクリーニングが行われています。しかし、病気の初期段階では症状がなく、指導を受ける時間的・空間的制約から、日本の現状として、特定保健指導が必要とされる約469万人のうち、指導実施者の割合は18.8%の88万人に留まっています。(※厚生労働省 特定保健指導の実施状況に関するデータH28年度より)
そんな中、第4次産業革命の今、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)の活用拡大が期待されています。
私たちはこれらの最新技術の保健指導・特定保健指導(オンライン保健指導)への応用に注目し、AIアプリ・IoTによる医学的エビデンスをKanazawa-SLIM 試験により確立しようと動き出しました。
本試験では、AMED採択事業として『積極的支援』『動機づけ支援』の特定保健指導に該当した方、薬物治療が開始される以前メタボ状態の方を対象に、『あすけん』アプリ(AI)・Bluetooth対応体重計・血圧計(IoT)によるオンライン保健指導サービスの効果を評価します。
本研究成果を報告し、保健指導サービスの構築、幅広い社会実装に向け関連学会と連携し、診療ガイドラインの作成を目指します。
- 2020/04〜
- 非常事態宣言下のため、一旦研究の実施を見合わせております。
詳細が決まりましたらHP上でご連絡いたします。 - 2018/12/03
- Kanazawa-SLIM試験 HPを開設しました。
金沢大学・あすけんHPにてプレスリリースされました。 - 2018/11/21
- Kanazawa-SLIM試験 Kick off SYMPOSIUMを開催しました。
- 2018/11/20
- 北陸中央病院にてリクルートを開始しました。